大雨があがり、交通機関の混乱など続いておりましたが、7月8日に第47回薬剤師実践塾が神戸薬科大学地域連携サテライトセンターにて行われました。約40名の受講生と当法人ののシンポジストが双方向に参加する形でシンポジウムを行いました。
準備のためにシンポジストは夜に2回ほど集まり打ち合わせをしました。打ち合わせの中で、普段から「くすり」にまつわる困りごとを話していくと・・・大変盛り上がりました。本当に困っていることが沢山あるのです。その中から選りすぐり、シンポジウムの日に「恋のから騒ぎ?風」で紹介いたしました。適応外処方(ロキソニン⇒夜間頻尿)の話など話しにくい話題も「何でも言って委員会」ということで医師の本音と薬剤師の本音が聞けたのではないかと思います。また、ジェネリックの剤型変更についても、医師の意思が伝わらずに・・・。なかなか処方箋だけで判断するのは難しいです。処方箋の活用方法について、医師と薬剤師の情報の交換についてなど、課題が沢山上げられました。
患者の困りごとや情報の収集方法についての話では、薬剤師は時間との闘いの部分で難しいところがあるということ、他の職種も忙しくされているように思って、コミュニケーションがとりにくいこと等課題が挙げられました。解決策として、情報は待っていてももらえない。まず自分から情報を発信すること。そうするといつかは返ってくる。という意見が出ました。
薬剤師は他の職種から見るとハードルが高く感じることもあるようです。薬剤師も悩みが沢山あるということが参加した多職種のシンポジストにとっても新たな発見となったようで、とても有意義なシンポジウムでした。
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